没落亭日誌

科学史/メディア論のリサーチ・ダイアリー

2019-01-01から1年間の記事一覧

20 Aug 2019: paper techonology

近づいてきた研究会のための準備でてんやわんや。 Paper Technology系の議論についての振り返り。 Lisa Gitelmanが「The Social Life of Paper」という授業で使ったreading listを見返す。Latourのinscription系の議論とかこのへんは科学史系、メディア論系…

6 Aug 2019:『アーバンカルチャーズ』献本

情報学環の先輩である工藤雅人さんから献本を頂いた。 工藤雅人(2019)「〈都市的なるもの〉としてのファッションの変容 ――「可視化の実践」から「不可視化の実践」へ」岡井崇之 編『アーバンカルチャーズ―誘惑する都市文化,記憶する都市文化』晃洋書房 ア…

5 Aug 2019: HSS雑感

ユトレヒトで開催されたHSSでの学会発表を終えて、帰ってきた。 自分の発表の質疑応答はあまり盛り上がらなかったが、セッションチェアのひとがscientific journalの歴史でUniversity of Chicago Pressから最近本を出した人なので、わりと細かいコメントがも…

27 June 2019: John Snowと公開データ

John Snowはコレラ感染経路分析のためのデータをGeneral Register Office(特にWilliam Farrから)からえていたことはよく(?)知られているが、かれがロンドン統計協会に言及していないか調べてみた。少なくとも、「On the mode of communication of chole…

25 June 2019

HSSの準備まだまだ終わらない。 忙しいのだが、ジャブロンカが京都に来るらしいので一応買っておいた。 歴史は現代文学である―社会科学のためのマニフェスト―作者: イヴァン・ジャブロンカ,真野倫平出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2018/05/10メデ…

18 June 2019

HSS、発表時間20分しかないのに、現状は詰め込みすぎな感じである。大幅に削る必要がありそう。 Alfredの使い勝手がよいので、自宅のpcをmacにできるほど金持ちではないので、そのwindows版代替品らしいWox(とeverythihng)をいれた。 まあまあちゃんとう…

13 June 2019

CAPE lecture用の配付資料を読む。 Alex Csiszar, 2018, The Scientific Journalの'introduction'読む。\ The Scientific Journal: Authorship and the Politics of Knowledge in the Nineteenth Century作者: Alex Csiszar出版社/メーカー: Univ of Chicago…

12 June 2019

HSS発表下書き。 作業はあまりすすまず。

11 June 2019

HSSのスライド作り。下書きを書き始める。 作業に疲れたので、気晴らしに北田『社会制作の方法』第一章「存在忘却?」読む。 社会制作の方法: 社会は社会を創る、でもいかにして? (けいそうブックス)作者: 北田暁大出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2018/11…

10 June 2019

Alfredをいれたらパソコンがすごく使いやすくなった。 Ulysses使い方がよくわからないので、当面は使いなれたTyporaでいいかなと言う気がする。 HSSのためにいままでの研究の振り返りとして、自分の博論第二章を少し読みなおす。 自分で書いたものなのに英語…

9 July 2019

新しいPCの設定が終わらなかったので休日出勤。 数時間かけてクラウドからデータの同期を終わらせる。 仮想Windowsについては8GBほどメモリを割り振ったらストレスなく動くようになった。 画面分割についてはspectacleというのをインストールしたら解決した…

7 June 2019

パソコンが届いたので、その調整で一日潰れてしまう。 迷った末にこのタイミングでwindowsからmacへと乗り換えたのだが、吉と出るか凶と出るか。 ParallelsをいれてWindows 10を一応積んだのだが、わりと遅いのでなんとかしないといけない。 画面分割のショ…

6 June 2019

日本語圏でのメディア論と英語圏との接続の参考に以下の本買った。 Media Theory in Japan作者: Marc Steinberg,Alexander Zahlten出版社/メーカー: Duke Univ Pr発売日: 2017/03/22メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見る ついでに、東浩紀が…

5 June 2019: Guy 1845 Duration of Life 1(Peerage and Baronetage)

William GuyのCroonian Lecturesの記録がBiritish Medical Magazineに掲載されていたことを教えてもらたのでチェックする。 また、以下の文献pp40–42で診療方法の評価についての統計的手法の文脈でGuyのこの講義の話がされているらしい。 Quantification and…

4 June 2019: Dear, 1991, The Literary Struture intro / Holmes 1987, Scientific Writing and Scientific Discovery

Peter DearのThe Literary Sructure of Scientific Argumentsのイントロを読む。 The Literary Structure of Scientific Argument: Historical Studies作者: Peter Dear出版社/メーカー: University of Pennsylvania Press発売日: 1991/01/29メディア: ハー…

30 May 2019: Bazerman1988書評

Shaping Written Knowledge: The Genre and Activity of the Experimental Article in Science (Rhetoric of the Human Services)作者: Charles Bazerman出版社/メーカー: Univ of Wisconsin Pr発売日: 1988/10/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブロ…

Michael George Mulhall: statistical dictionary

世界で最初のstatistical dictionaryであることを主張する者としてMulhall's dictionary of statistics (1884)があるというのを教えてもらった。この辞書が「最初」であるという意味がよくわからなかったのだが、かるくみてみたところ、どうも統計データ検索…

29 May 2019: Atkinson1999書評

出張書類の処理など。 ゼミ出席。 以下の本が届いたので、HSSの学会発表準備をしながら関連箇所を読む必要がある。 Scientific Discourse in Sociohistorical Context (Rhetoric, Knowledge, and Society Series)作者: Dwight Atkinson出版社/メーカー: Rout…

26 May 2019

科学史学会二日目。 からの帰宅。 いろんな方にお会いできたので、急いで名刺を刷ってよかった。 メモ:名刺は研究費から落とせないので自腹。

25 May 2019: 科学史学会発表

岐阜大学で開催された科学史学会で発表。 発表タイトルは「有徳たれ統計学者、そしてデータに自己をうずめよ: ロンドン統計協会と社会科学的エートスの形成1870–1875」

24 May 2019

科学史学会の準備作業で終わる。

23 May 2019: Fyfe, 2016, 'Journal and Periodicals'

以下の文献からAileen Fyfeが書いた、’Journals and Periodicals’を読んだ。 A Companion to the History of Science (Wiley Blackwell Companions to World History)作者: Bernard Lightman出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2016/04/04メディア: ハ…

22 May 2019: Alexander Csiszar

History of Science Societyの発表はscientific periodicals系のセッションに入れられた模様。これはメディア史系の議論がしやすいので大変よかった。 moderatorはHarvardのAlexander Csiszar。おもしろうそうな論文を書いているし、The Scientific Journal:…

21 May 2019

会計事務作業 今年の夏はイギリスでの卒業式とHistory of Science Society (HSS) 年会参加のためにヨーロッパに行くのでその旅程を組む作業。私用が混ざるため自腹での渡航となり大変辛い。 旅程が複雑すぎて難航する。 HSSではJournal of the Statistical S…

20 May 2019

科学史学会のスライド完成。 『職工事情』上中下巻購入。 職工事情 (上) (岩波文庫)作者: 犬丸義一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/09/16メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (4件) を見る 職工事情〈中〉 (岩波文庫)作者: 犬丸義一出…

19 May 2019: 松山巌ほか

本郷概念分析研究会参加。 都市のフィールドワークの歴史関連で教えてもらった本 乱歩と東京posted with ヨメレバ松山巌 筑摩書房 1994年07月07日 楽天ブックスで探すAmazonで探す うわさの遠近法posted with ヨメレバ松山巌 筑摩書房 2003年08月06日 楽天ブ…

18 May 2019: 調査器具としてのフィールド・ノート

研究会。数年ぶりに情報学環の福武ホールへ。 五月祭とバッティングしてしまったので予期せぬ混雑に遭遇。 研究会は大変勉強になった。博士論文として近日提出されるとのことなので楽しみ。 フィールドワーカーが使うノートについて情報交換。やはり、フィー…

17 May 2019

18日の研究会用のコメントを書く。

16 May 2019

土曜日の研究会のために事前配布された原稿を読んでコメントを考える。 洋書が買えるようになったので注文。 科学史系 Scientists and Scholars in the Field: Studies in the History of Fieldwork & Expeditions作者: Kristian H. Nielsen,Michael Harbsme…

科学史ゲーム「Astrologaster」

16世紀末に無免許で医学的アドバイスを行う占星術師(占星医学?)を題材としてビデオ・ゲームができたらしい。できたよー、とい案内が科学史系MLで回ってきた。おもしろそう。 store.steampowered.com Simon Formanという占星術師を助けて、医師免許を取得…