没落亭日誌

科学史/メディア論のリサーチ・ダイアリー

2023-01-01から1年間の記事一覧

Information, Communication & Society

メディア論と科学技術史の交点となるような雑誌、Grey Roomが有力候補だと思うがInformation, Communication & Societyというのもあって、データ研究とはかはのっているらしい。ちょっとよく知らないで後でチェックしよう。

「テレビジョン・アーカイブスを再想像する:科学技術史とメディア論から考える未来」WS

京都大学人文科学研究所「歴史的メディア認識論:テレビ史におけるメディア論とテクノサイエンスの交錯」共同研究班(班長:ショーン・ハンスン)では、以下の要領でテレビジョン・アーカイブスをテーマとしたワークショップを開催することとなりました。前…

「〈視聴者〉の系譜」イベント・レポート

表象文化論学会のオンライン・ニュースレター紙『REPRE』49号に、先日ショーン・ハンスンさんと開催した日英バイリンガル・ワークショップ「Techniques of the Shichōsha: On the Technoscientific Formation of Cultural Subjects /〈視聴者〉の系譜:ある…

イアン・ハッキング追悼:「範例と二人の哲学者──推論する動物たちの生態史のために」

岩波の『思想』に「範例と二人の哲学者──推論する動物たちの生態史のために」を寄稿しました。 岡澤康浩「範例と二人の哲学者──推論する動物たちの生態史のために」『思想』2023年10月号 思想 2023年10月号(no. 1194)岩波書店Amazon 「トマス・クーン──『…

『メディア考古学とは何か?』

しばらく前に、「視聴者の系譜」ワークショップでご一緒した大久保遼さんから、ユッシ・パリッカ(梅田拓也・大久保遼・近藤和都・光岡寿郎訳)『メディア考古学とは何か?:デジタル時代のメディア文化研究』(東京大学出版会)の翻訳をいただきました。あ…

「学術書の読み方」動画の公開

国立大学共同利用・共同研究拠点協議会が行っているシリーズ「すぐわかアカデミア。」シリーズの一環として、勤務先の京都大学人文科学研究所(人文研)紹介動画を作成・公開しました。 youtu.be 「すぐにわかる学術書の読み方:大量の本にどう向き合うか」…

6月17日・18日:視聴者の系譜WS

6月17日(土)・18日(日)に日英バイリンガル・ワークショップ「Techniques of the Shichōsha: On the Technoscientific Formation of Cultural Subjects /〈視聴者〉の系譜:ある文化的主体の科学技術的形成」を開催します。プログラム詳細などはフライヤ…

『記憶を語る、歴史を書く』『実践の論理を描く』『上海フランス租界への招待』『質的研究アプローチの再検討』

朴沙羅さんから『記憶を語る、歴史を書く: オーラルヒストリーと社会調査』をいただきました。大変ご無沙汰しているのに送っていただいてありがとうございます。 記憶を語る,歴史を書く: オーラルヒストリーと社会調査 (単行本)作者:朴 沙羅有斐閣Amazon 小…

書記技術のマテリアリズム−−ブリュノ・ラトゥールのメディア論のために

『現代思想』のラトゥール特集号に「書記技術のマテリアリズム−−ブリュノ・ラトゥールのメディア論のために」という文章を書きました。 現代思想2023年3月号 特集=ブルーノ・ラトゥール――1947-2022作者:奥野克巳,久保明教,檜垣立哉,近藤和敬,田中祐理子青土…

『音楽の方法誌』『障害理解のリフレクション』『アメリカの人種主義』

吉川侑輝さんから、『音楽の方法誌:練習場面のエスノメソドロジー』(出版社リンク)をいただきました。吉川さんにはウェブ連載されている「天才と出会う――サリエーリとモーツァルトの対話」に研究会でご発表いただき、勉強させていただきました。 音楽の方…

6月17日・18日「<視聴者>の系譜:ある文化的主体の科学技術的形成」ワークショップ

(2月25日追記:発表者募集を3月10日(金)まで延長しました) 2023年6月17日・18日に「<視聴者>の系譜:ある文化的主体の科学技術的形成」という日英バイリンガルでのワークショップを京都大学で開催しますので、発表者を募集します。対象領域は、映像文…

 『消費と労働の文化社会学』『これからのメディア論』『ビデオのメディア論』

井島大介さんから、『消費と労働の文化社会学』をいただきました。最近は、経営学史に関心があるので、とてもありがたいです。 消費と労働の文化社会学――やりがい搾取以降の「批判」を考えるナカニシヤ出版Amazon 大久保遼さんから、『これからのメディア論…