没落亭日誌

科学史/メディア論のリサーチ・ダイアリー

『音楽の方法誌』『障害理解のリフレクション』『アメリカの人種主義』

吉川侑輝さんから、『音楽の方法誌:練習場面のエスノメソドロジー(出版社リンク)をいただきました。吉川さんにはウェブ連載されている「天才と出会う――サリエーリとモーツァルトの対話」に研究会でご発表いただき、勉強させていただきました。

浦野茂さんから、『障害理解のリフレクション』(出版社リンク)をいただきました。浦野さんが、イアン・ハッキング(のRewriting the Soul)について論じた「精神医学の概念を用いて自己を理解すること――文化的環境、行為の遡及的再記述、道徳的評価」が収録されているということですので、勉強させていただきます。

竹沢泰子さんから『アメリカの人種主義:カテゴリー/アイデンティティの形成と転換』(出版社リンク)をいただきました。私がイアン・ハッキングの「生権力と印刷された数字の雪崩」を翻訳していることもあって、お役に立てていたかははなはだ心もとありませんが、草稿執筆時には、イアン・ハッキングとセンサス関連で簡単なコメントをさせていただきました。