没落亭日誌

科学史/メディア論のリサーチ・ダイアリー

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

27 Sep 2019: Levine, 2001, Dying to Know intro

10月5日に発表があるので、そろそろ準備を本格化させる。内容はすでに書いてあるのだが、書誌情報や図などが未整備なのでそれをやる作業。 半分くらいまでは終わったので間に合いそう。 背中が痛すぎて作業にならないので、息抜きに北田『社会制作の方法』(…

25 Sep 2019: Guy, 1843, Employments and Health 2

Guy 1843"Further Contributions to a Knowledge of the Influence of Employments upon Health"を読んだ。 そのあと、GuyのHoward神話をまとめたWinter's Journeyの最初の方を再訪。 Guy 1843, Employments and Health 2 書誌情報: William Augustus Guy, 1…

研究環境

歴史研究をやっていると仕事上、モニターで史料写真を見たり、書きものをしたりと、パソコンの前に座っている時間が長くなる。必然、腰痛/背後痛や眼精疲労、それにともなう頭痛などの問題に悩まされる。こうした問題を軽減するためにパソコンでの作業を快…

20 Sep 2019

北田『社会制作の方法』(2018)から、「「構築されざる者」の権利?」「構築主義と実在論の奇妙な結婚」を読んだ。 社会制作の方法posted with ヨメレバ北田 暁大 勁草書房 2018年11月09日 楽天ブックスで購入Amazonで購入

12 Sep 2019: Guy (1844) Principles of Forensic Medicine Ch.1

Guyの法医学系の著作Principles of Forensic MedicineからMedical Evidenceを扱うChapter 1だけ読んだ。Guyの統計学的著作と公衆衛生学的著作の関係性は自明であるが、Guyの科学的観察理論を考える上では、法医学的著作も関係するだろうという見立て。 法医…

11 Sep 2019: Guy "Contributions to a Knowledge of the Influence of Employments upon Health"(1843), "Dr Guy's Defence" (1845)

1845年に起こったGuyのPrinciples of Forensic Medicineplagiarism騒動をめぐる記事を読んだ。 その後、Guyのemployments upon healthシリーズ第一作。 この論文は病院への訪問者からいろいろ逆算して計算しているが、その過程でわりと奇妙なことになってい…

10 Sep 2019: Guy "Numerical Method" (1839) "Seasons, Weather, Sickness" (1843)

Guyのデータ観を確認するために「Numerical Method」(1839)と「Seasons, Weather, Sickness」(1843)を読む。 こんなにゆっくりしていたらいつまでたっても論文書けない気がしてきた。 Guy, 1839, Numerical Method 文献情報:William Guy, 1839, "On the Val…

4 Sep 2019: Guy, 1848, "Church Lane","Plague of Beggers"

Guy/Howard論文の準備として、Guyが書いたとされる文書を三つ読む。三つとも匿名なので著者推定リストを使うのだが、The Plague of Beggersが本当にGuyが書いたものなのかは不明。 William A. Guy (1848) 'Church Lane, St. Giles' Fraser's Magazine, Apr 1…

3 Sep 2019: Hesketh, 2019, "Technologies of the Scientific Self"読了

新しい環境への適合や学会準備などに時間をとられていたが、さすがにもう8月なのでそろそろ論文を書いてsubmitしてい化亡ければならない。 歴史家の論文の書き方というのは社会科学系の論文の書き方とかなり違う印象がある。といっても、歴史家は多種多様で…