没落亭日誌

科学史/メディア論のリサーチ・ダイアリー

研究環境

歴史研究をやっていると仕事上、モニターで史料写真を見たり、書きものをしたりと、パソコンの前に座っている時間が長くなる。必然、腰痛/背後痛や眼精疲労、それにともなう頭痛などの問題に悩まされる。こうした問題を軽減するためにパソコンでの作業を快適にすることが、長期的な意味での効率性をアップする上で重要である。そのために、わたしは「モニター」「キーボード」「マウス」「オフィスチェア」についてそれぞれ以下のようなアイテムを利用している。

モニター (LG 34UM88C-P)

前までは、モニターを2台、ないし3台使っていたのだが、モニターごとに首を動かすのがつかれると、写真史料で手書き文字の判読など大画面で文書を拡大して読みたいといった特殊なニーズがあるので、大型のウルトラワイドディスプレイに変えた。34型が人間が無理なく画面の端まで認識できる大きさだと言われたので34型にした。はじめはちょっと大きすぎて面食らったが、今はわりと慣れた。作業はしやすい。基本は画面を真ん中で分けて、史料がよめないときは全画面表示で限度までズームしている。曲面はゲームにはよいが文字が読みにくいらしいので平面とした。

値段がやや高いので、自宅では解像度を落とした安めのものを買おうかと考えている。

キーボード (REALFORCE R2TLA-US3-IV)

研究者、特に歴史系研究者は文字入力が圧倒的に多いのでキーボードがかなり重要となる。ノートパソコンにもともとついているキーボードはどれだけ優れたものでも、基本的には外付けキーボードに劣るので、素直に外付けキーボードを使うのがいいと思う。キードーボは肩こりなどに直結するので、多少の投資はしてもいいと思う。わたしはずっとLogicoolのものを使っていたが、大学生協に展示されていた東プレのRealforce(all 30g)をつかったところ、大変よかったの出すぐに乗り換えた。

わたしが使っているのは以下のUS配列、all 30g、テンキーなしのタイプ。数値入力が多いならテンキーはあってもいいような気がする。ただ、マウスを右手に置く場合、テンキーがあるとちょっと距離がのびて腕がしんどい。わたしの場合はマウスを左側に置いてるのであまり関係がないが。色的には黒の方がよかったが、黒はキーの印字が読みにくいのでアイボリーにした。本体の重さがかなりあるので持ち運びはできない。

ちなみに、腕の疲れを軽減させるにはパームレストを使うのもよい。これにはFlicoのものを使っている。

マウス(logicoolのトラックボール)

マウスはトラックボールのものが圧倒的に使いやすいように思う。Logicoolのものが値段も手頃なので10年ほど使っている。たぶん4~5台目くらい。マウスはかなり使うので、多少高くてもクオリティーが上がるなら別のにのりかえてもよいが、現状特に不満はない。

オフィスチェア(アーロンチェア リマスタード)

わたしは背後痛がひどいので、椅子はかなり大事である。研究室の椅子は支給されたものを使わざるをえないが、自宅では自分の好きなものを使えるので、知り合いの研究者の間でも人気のあるアーロンチェアを買った。値段はものすごく高かったが満足している。イギリスで博論を書いていたときも旧型の中古を買って愛用していたのだが、当然のように持って帰れなかったのでプログラマーの友人に売って帰ってきた。研究室の椅子も変えたいが、こればっかりはどうしようもない。