成果発表
京大人間図鑑というコーナーで私のインタビュー記事が出ました。私が科学史に転向する前のメディア論的背景や、統計学史のメディア論的再解釈の可能性、科学史とメディア論を統合するヒントとして書記実践に注目する、「グラフィーの歴史」や「一般書記史」…
勤務先である京都大学人文科学研究所紀要の『人文學報』に「樋渡涓二と〈生体工学的〉メディア論の生態系—NHK 放送科学基礎研究所視聴科学研究室オーラルヒストリー資料」という文章を発表しました。英国ダラム大学のハンスン・ショーン(Hansun HSIUNG)さ…
「モノの認識論としての近代科学:下村寅太郎『科学史の哲学』を読む 」という短い記事が所報『人文』に出ました。昨年7月に人文研アカデミー「名作再読」という企画で行った私の報告をまとめたものです。 researchmap.jp 内容的には「近代の超克」座談会に…
日本科学史学会の発行している『Historia Scientiarum』で「Science Wars Before the "Science Wars": East Asia as Method」という特集号を組みました。ダラム大学のハンスン・ショーンさんとの共同編集です。論文自体は1年間のエンバーゴ期間を経てJ-Stag…
表象文化論学会のオンライン・ニュースレター紙『REPRE』49号に、先日ショーン・ハンスンさんと開催した日英バイリンガル・ワークショップ「Techniques of the Shichōsha: On the Technoscientific Formation of Cultural Subjects /〈視聴者〉の系譜:ある…
岩波の『思想』に「範例と二人の哲学者──推論する動物たちの生態史のために」を寄稿しました。 岡澤康浩「範例と二人の哲学者──推論する動物たちの生態史のために」『思想』2023年10月号 思想 2023年10月号(no. 1194)岩波書店Amazon 「トマス・クーン──『…
国立大学共同利用・共同研究拠点協議会が行っているシリーズ「すぐわかアカデミア。」シリーズの一環として、勤務先の京都大学人文科学研究所(人文研)紹介動画を作成・公開しました。 youtu.be 「すぐにわかる学術書の読み方:大量の本にどう向き合うか」…
『現代思想』のラトゥール特集号に「書記技術のマテリアリズム−−ブリュノ・ラトゥールのメディア論のために」という文章を書きました。 現代思想2023年3月号 特集=ブルーノ・ラトゥール――1947-2022作者:奥野克巳,久保明教,檜垣立哉,近藤和敬,田中祐理子青土…
ロレイン・ダストン、ピーターギャリソン(2007=2021)『客観性』(瀬戸口明久・岡澤康浩・坂本邦暢・有賀暢迪訳、名古屋大学出版会)邦訳に訳者の一人として参加しました。原著は、2007年にZone Booksから出版されたObjectivityです。解説記事として『Tokyo…
『ユリイカ』(2021年3月号)に「遺産と概念的穴掘り」というミニエッセイを寄稿しました。 特集は『A子さんの恋人』などの作者として知られる近藤聡乃さんなですが、わたしの原稿は巻末の「われ発見せり」コーナー用なので、特集とは関係なく「なぜうちの祖…
基本的にはオープンアクセスを支持しているので、博論は保護期間(embargo)を設けずに、ただちにダウンロードできるようにした。リポジトリへの準備が完了したので、以下からダウンロードできる模様。 Yasuhiro Okazawa, 2019. The Scientific Rationality …
2023:『思想』(2023年10月号)寄稿 岩波書店の『思想』(小特集:トマス・クーン──『科学革命の構造』再読)に「範例と二人の哲学者──推論する動物たちの生態史のために」を寄稿しました。内容についてはこのブログのエントリーで簡単に解説しています。 …