- そろそろ論文を書かないといけないので、それの準備を本格化する。
- 論文はscientific biographyを題材としながら、human sciencesに特有のタイプのscientific selfの創出について論じるというもの。
- なぜbiographyを使うのかがもう少し書かれると良い。
- human sciencesにおいて、認識対象となるひとびとと、そうしたひとびとへの新しい介入のあり方が作り出されるという議論はかなりあるのだが、そもそもそこにおいては認識を行う主体も立ち上げられるという話にしたい。
- こうした自己の形成の話をすることで、知と権力という話でなく、さらに倫理という軸がでてくるので、Foucaultの議論の三つの軸が切り離されること扱える。まあ、これをわざわざわ論文で言う必要があるかどうかはよくわからない。
- 何年ぶりかわからないが、Paul RabinowによるFoucault Readerのintroductionを読む。目新しいことは書いてなかったが、フーコーのプロジェクトにおける倫理や主体形成についてわりと簡潔なまとめになっていて勉強になった。最後の、Max Weberのくだりは意味がよくわからなかったが。
The Foucault Reader: An Introduction to Foucault's Thought
- 作者: Michel Foucault,Paul Rabinow
- 出版社/メーカー: Penguin
- 発売日: 1991/03/28
- メディア: ペーパーバック
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知、権力、倫理みたいなものをもっとも簡潔に書いてるのはIan Hackingの「歴史的存在論」だと思う。
Evils of England(1848)というbeggers批判の書籍がWilliam Guyの手によるものだという説があるので、それを検証するために読み始めた。今のところ特におもしろくないので、時間の無駄なのではという疑念。