没落亭日誌

科学史/メディア論のリサーチ・ダイアリー

天野敬太郎:論文検索術の歴史と書誌学

Hiltsの1978年Isis掲載論文"Aliis exterendum"で古典的政治経済学者の著作者の検索にKeitaro Amano, Bibliography of the Classical Economicsが使われているが、この天野敬太郎とその書誌作成についての研究ってあるのだろうか。論文検索技術というのはわりと科学史的に重要なテーマだと思うだが、そもそもなぜ日本人がこんなものをつくって、かつそれが外国でも利用されるようになったのかというのは、社会科学の歴史を考える上で興味深い現象に思える。

ひとまず、『書誌索引論考(天野敬太郎著作集)』というものがでており、水田洋さんがわりと厳しめの書評を書いていた。

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